腰痛を治すには食事内容と食事方法を見直すことも大切!

今回は、腰痛を治すための「食事」について紹介していきます。
食事は私たちの生活には欠かせないものです。
食事のバランスが乱れると体調も悪くなり、ストレスの原因にもなります。
また、食事内容がよくないと、骨密度が減少し骨粗しょう症の原因にもなります。そうなると、ますます腰痛が悪化するなど、腰痛にとって悪いことしか起こりません。
まずは、食事内容を見直し、体に良い栄養素を取り入れて腰痛を改善していきましょう!
目次
腰痛を治すための食事で、骨粗しょう症による腰痛を改善
腰痛はヘルニア、ぎっくり腰、慢性的な腰痛など、様々な腰痛があります。
その原因は背骨のゆがみや運動不足、姿勢、ストレスなど、原因は様々です。
その中には、骨密度が低下することにより起こる「骨粗しょう症」による腰痛もあり、これが、食事が大きく関係する腰痛になります。
骨粗しょう症は、特に中高年に起こりやすい症状のひとつと思われてきましたが、最近では無理なダイエットやカルシウムなどの栄養不足から、若い人にも見られる症状になりました。
実際、私も食生活をおろそかにしたせいで、ある日病院で精密検査をしてもらった結果、骨密度が低数値でした。
骨粗しょう症とまでは言われませんでしたが、ちょうど腰痛が酷かった時期なので、骨密度と腰痛は密接な関係があるのではないでしょうか。
食生活を改善し、他にも姿勢に気をつけたり、布団や寝方などの改善を試みた結果、今では腰痛に悩まされる事はなくなりました。
骨粗しょう症の初期症状として、「腰の痛み」「背骨の歪み」などがあり、その症状で骨粗しょう症が発見される場合もあります。
腰痛は骨粗しょう症のサインの可能性もあるので、腰痛があり、食生活やカルシウム不足に心当たりがある方は骨粗しょう症を疑ってみて、次の項から提案させていただく食生活の改善を試してみましょう。
腰痛を治す食事として欠かせない4大栄養素とは?
①カルシウム
カルシウムは骨密度を上げるためには一番大事な栄養素です。
骨を丈夫にするためには欠かせない栄養素ですが、一日に吸収できるカルシウムには限度があり、カルシウムが骨になるまでには時間がかかります。
食品だけで摂るには吸収率が悪く、日光に当たったり、身体を動かすことで初めて効果を発揮します。
中高年になるとカルシウムの吸収率が低下してしまうため、意識してカルシウムを摂りましょう。
また、成人に必要なカルシウム摂取量は1日600mgとされています。
カルシウムは牛乳やヨーグルト、チーズなどの乳製品、魚介類などに多く含まれます。
毎日カルシウムを摂取し、丈夫な骨作りを目指しましょう。
②ビタミンD
ビタミンDはカルシウムと一緒に摂ることで骨を丈夫にします。
カルシウム吸収を促して、骨形成の手助けをし、また筋肉収縮に必要とされる栄養素にもなるのです。
骨を丈夫にする栄養素はカルシウムだけだと思いがちですが、実際はカルシウムだけではなく、ビタミンDによってカルシウムの吸収が促されることで、骨は丈夫になります。
更に、ビタミンDはカルシウムの吸収を助けるだけでなく、骨の新陳代謝の働きも持っています。
古い骨を壊して新しい骨を作ってくれるのです。
このようにビタミンDは、骨を丈夫にするためには欠かせない存在です。積極的にカルシウムとビタミンDを摂取しましょう。
ビタミンDはイワシ、サケ、マグロ、カレイなどの魚介類、干ししいたけなどのきのこ類、海藻に多く含まれます。
カルシウムの吸収を高めるため、カルシウムが多く含まれる食品と一緒に摂ると更に良いでしょう。
③マグネシウム
骨にはカルシウムが良いというのはよく聞きますが、マグネシウムも大事です。
特に、カルシウムとマグネシウムはバランスが大事です。カルシウムはたくさん取り入れれば良いというわけではなく、マグネシウムとのバランスが大事です。
筋肉から来る腰痛は、マグネシウム不足の可能性もあります。マグネシウムは筋肉を弛緩させる役割があるからです。
腰痛で筋肉がこわばってしまっている場合は、マグネシウムを取り入れることを心掛けるのが良いそうです。
マグネシウムは、1日に必要な摂取量は300mgとされています。
カルシウムと同じように、それ以上は摂取せずに、バランス良く食事を摂りましょう。
マグネシウムは海藻類、ナッツ類、豆類に多く含まれます。
④タンパク質
腰痛改善には筋肉を作るタンパク質が重要です。
腰痛で一番重要なのは腰の骨ですが、その腰の骨をを支えている腰の筋肉を作り上げているものが、タンパク質なのです。
腰痛の症状を和らげる方法の一つに、筋肉を強化することが挙げられます。
実際、病院に行くと腰痛改善のために腰回りの筋肉を鍛えるように指導されることも多いようです。
腰回りの筋肉を鍛えることで腰の骨を支える力が強化され、結果、腰痛が改善されます。
運動で筋肉を強化することはもちろん、タンパク質を積極的に食事に取り入れ、腰痛を改善しましょう。
タンパク質は鶏肉、豚肉、牛肉、魚、卵、大豆製品、乳製品などに多く含まれます。
腰痛を治すには食事内容に気を付けて!肥満が引き起こす腰痛を予防!
肥満は腰痛の元になります。
腰椎にかかる負担が大きくなり、脂肪が重くて腰回りや背中の筋肉を痛めてしまいます。
また、肥満になればなるほど運動をしなくなります。その結果、腹筋や背筋が衰えて姿勢も悪くなります。
肥満によって体重が増えれば、その分腰への負荷も増え、腰痛が起こりやすくなってしまうのです。
太りやすい食生活には以下の食生活が挙げられます。
- 暴飲暴食
- 高カロリーな食品の摂りすぎ
- 早食い
- ながら食い
- 食事時間や回数が不規則
- 寝る前に食べる
どうでしょうか?いくつ当てはまりましたか?
当たり前ですが、これでは肥満になってしまいますし、健康上良くありません。
対策として、まず「腹八分目」を意識しましょう。すぐにはできないと思いますが、意識するだけでも違ってきます。
次に、炭水化物や糖質、脂質を摂る量を減らしましょう。お米やパン、麺類などの食事量を減らせば良いだけです。
これだけでも体についた脂肪は減っていきます。
また、お肉や魚、野菜などを積極的に食べると良いでしょう。
食べると太るのは炭水化物、脂質、糖質です。お米やパン、麺、甘いもの、ジュースなどです。
早食い、ながら食いに関しては、とにかくやめることです。テレビ、スマートフォン、本や新聞などと離れて、食事を楽しみましょう。
また、食べるときはしっかりと噛んで、時間をかけて満腹感を得ましょう。
食事回数や時間は、人によってはとても難しいかもしれません。できれば1日3食、夜は寝る2時間前までには食事は済ませましょう。
最後に、肥満予防のためには食事だけでなくカロリーを消費することも大事です。
できれば、適度な運動も心掛けましょう!
腰痛を治すための食事に加え、サプリメントを利用して腰痛治療!
現代人は忙しく、また食生活も欧米風になってきているため、ビタミン、カルシウム、ミネラル類が不足しがちであると言われています。
やはり食事だけでは腰痛に効く全ての栄養素を摂るのは難しいかもしれません。
その場合は、サプリメントなどを利用しましょう。
最近ではドラッグストアなどで手軽に安価で購入できます。
時間や手間をかけずに手軽に栄養を摂取できるので、利用してみてはどうでしょうか?
前述した栄養素を食事で取り入れることが困難な場合、同じ栄養素をサプリメントで摂取してみるのもいいかもしれません。
まとめ
腰痛を食事で治す方法は、いかがでしたでしょうか?
腰痛は骨、筋肉が密接に関わりあっています。
その骨と筋肉は食事から摂取される栄養素によって成り立っています。
よって、食事は腰痛を治すにあたってとても大切なことなのです。
腰痛を治すための4大栄養素を日常の食生活に取り入れてみたり、食生活の乱れを見直してみたり、サプリメントを活用するなど、この記事が皆様のお役に立てたらと思います。