静電気を逃がす方法!バチッと痛い、体にたまった静電気を除去する方法とは?

乾燥する季節になると頻発する「静電気」。バチッ!と痛い静電気を逃がす方法はないものか…と思っている人も多いのでは?
今回は、たまった電気を外に逃がして、静電気を撃退する方法をご紹介します。
今年の冬は静電気知らず!
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目次
体にたまった静電気を逃がす方法を知りたい!
不意に襲ってきては、痛い思いをさせられる「静電気」。
乾燥した季節になると“ドアノブに触るのが怖い…”という人も多いことでしょう。
そんな人にオススメしたい、静電気の逃がし方をお伝えします。
金属を通して放電させる
物に触るときは「金属でできたもの」を手に持って、それを指先よりも先に対象物(ドアノブや車のドアなど)に近づけるようにしましょう。
体にたまった静電気を金属が放電してくれますから、指先や手に痛みを感じることはありません。
この時、手軽に使えそうなものと言えば「鍵」や「キーホルダー」。金属ではありませんが、革製品もOKです。
ポイントとしては、持ち手部分も金属であること。
体の電気を、金属の先端へ伝える役割があります。
「面」で何かに触れ続ける
静電気が痛いのは、「体の小さな面積部分」に「大きな電流が流れる」ため。
これを避けるには、指先などの「点」ではなく、手のひらなどの「面」を使って、電気を通すものにしばらく触れておくことが有効です。痛みなく電気を逃がすことが出来ます。
静電気を逃がしてくれる身近なものと言えば、「コンクリート」「アスファルト」「木」「クロス紙(壁紙)」など。
ガラスやゴムなどには、静電気を逃がす効果がないので要注意です。
静電気除去グッズを使う
上にあげた方法をこまめに行っても、やっぱりバチッときてしまう…。
そんな方にオススメしたい奥の手が、「静電気除去グッズ」の使用です。
手で握るキーホルダータイプのものや、ブレスレットタイプのもの、静電気を逃がす糸を織り込んだ「静電気除去機能シューズ」など、様々な商品が展開されています。
静電気専用のグッズなだけに、効果も期待できそうです。
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静電気がたまるのを防ぐ方法って?
静電気を逃がす方法をいくつかご紹介しましたが、静電気をためずにすむのであれば、それにこしたことはありません。
静電気をためない方法について探っていくには、電気が溜まるメカニズムについて、ちょっとだけ知っておく必要があります。
なぜ静電気が体にたまるの?
全ての物質は原子の組み合わせによって成り立っていますが、原子には「+(プラス)」の電気と「-(マイナス)」の電気とがあります。
通常はこれらが同じ量に保たれているので、電気的には中性の「安定状態(0V)」となっています。
ところが、物質同士の接触や摩擦などが加わると、一方の物質のマイナス電気が他方へ移ってしまいます。
これによって、一方の物質にはマイナス電気が、他方の物質にはプラス電気が多い状態となります。この“どちらかの電気を多く持つ状態”を「帯電状態」と言います。
物質が帯電状態にあるときに、電気を通すものに触れたとしましょう。すると、失われた電気を取り戻すために、プラス電気とマイナス電気とが結合しようとします。
その瞬間に発生する放電が、静電気の正体。バチッ!と痛いのも、この時です。
さらに、プラス電気は、電気を通しやすくする「乾燥した空気」を好みます。
そのため、寒くなると静電気が発生しやすいのです。
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帯電を防ぐには?
1.保湿する
先にも触れましたが、静電気は乾燥した空気を好みます。
ですから、暖房器具を使っている室内や、それによって乾燥した肌などは、静電気を帯びやすい状態になっています。
また、摩擦の起こりやすい髪の毛も、パチパチとしやすい部分。
加湿器やボディクリーム、ヘアクリームなどを使って、加湿や保湿を心がけましょう。
体にたまった静電気が、水分を通じて少しずつ放出されていきます。
2.洗濯物には「柔軟剤」を使う
衣類を洗濯するときは、柔軟剤を使用するのが良いでしょう。
柔軟剤には、繊維の表面を滑らかにしてくれる働きがあるため、繊維同士の摩擦を軽減し、静電気の発生を抑えてくれます。
また柔軟剤の成分は、繊維の表面に電気を逃がす「放電層」を作ってくれますので、体に静電気がたまりにくくなる効果も期待できます。
3.帯電しにくい服を着る
寒い時期に恋しくなる服ほど、帯電しやすい素材でできていることがよくあります。
「ポリエステル」「ナイロン」「ウール」などは特に帯電しやすく、静電気を防ぎたいときは避けた方がベター。
一方、帯電しにくいのは「綿」「シルク」「麻」のような吸水性の高い素材。
化学繊維の「キュプラ」も、静電気の発生を抑えてくれる心強い味方です。
4.静電気防止スプレーを使う
サッと使えて便利なのが、「静電気防止スプレー」。
ドラッグストアなどでも販売されていますが、独特のニオイが気になる方は手作りするのもオススメ。
「水100ml」に対して、「濃度5%のグリセリン5ml」を混ぜるだけで出来上がりです。
衣類や寝具などにスプレーすることで、帯電を防いでくれます。
まとめ -もう静電気は怖くない!-
静電気を逃がす方法や、帯電を防止する方法などについてご紹介してきました。
静電気を体から逃がすには、金属を使って放電したり壁や木をしばらく触ったりしておくこと。痛みを感じずに放電することができます。
また、摩擦や乾燥した空気は静電気を多発させてしまいます。加湿や保湿を心がけ、静電気をためない環境を作ることが大切です。
着る服の素材を選んだり、静電気防止スプレーを使ったりするのも効果的ですよ。
対策が分かれば、もう静電気は怖くありません。
取り入れやすいものから、ぜひ試してみてくださいね!
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