嫌いな人との接し方!職場や仕事場での付き合い方や態度について

嫌いな人との接し方はとにかく難しいものです。
職場や仕事場で必ず会う人の場合は尚更のこと。
無視して済むものならいいのですが、仕事の場合はそういうわけにもいきませんよね。
社会の中で生きていると、どうしても嫌いな人、苦手な人と出くわしてしまいます。
今回は、いろんな相手を想定した「嫌いな人との接し方や態度」について考えてみました。
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目次
職場や仕事場における嫌いな人との接し方や態度【相手別】
上司の場合
人間性に問題アリな上司
あなたのまわりに「人間性」に問題のある上司はいませんか?
- 気分屋
- 大声で部下を怒鳴り散らす
- 自分の意に沿わない人間をバカにする
- 業務中に楽しそうに人の悪口・噂話をする
など、「人間性」に問題のあるタイプの上司って意外といますよね。
そういったタイプの上司との接し方はできる限り「受け流す」。
コレに尽きます。
嫌悪感を抱き真正面からぶつかってしまうと、あなたは相当なエネルギーを消耗して疲れます。
また相手を嫌っている事はどれだけ隠そうとしても相手に伝わってしまいますよね。
そうなると相手もあなたを嫌い、さらなる攻撃を仕掛けてくる事だってあります。
その為、どんな事があっても言葉は悪いですが「この人は器が小さい人」などと、割り切って、「そうですね~」と受け流しましょう。
そしてあなた自身が仕事で最大限の成果を出す事に集中するのです。
あなたがあなたらしく生きるための時間を、嫌いな上司と対峙する時間として使うなんてもったいないですよね。
実際は反論するより受け流す事の方が難しいのですが、相手の行動・言動に関心を持ってしまった時点で時間がもったいないと考えましょう。
ただし、仕事ですので、報告・連絡・相談はきっちり行いましょう。
業務遂行スキルに問題アリな上司
あなたのまわりに「業務遂行スキル」に問題のある上司はいませんか?
- トンチンカンな言動をするから信頼できない
- 指示が曖昧で目的も不明瞭
- 報告内容を理解してくれない
- その立場の人として適切に動いてくれない
など、こちらも意外と多いですよね。
一体会社に何を評価されてその地位に就けたのか、さっぱりわからない上司は不思議な事に一定数存在しています。
このタイプの上司には、「自分が上司を育てる」つもりで接するのがオススメです。
トンチンカンな上司には、正しい判断ができるよう事細かい説明を繰り返してあげる事が必要です。
指示が曖昧で目的も不明瞭な場合は、「私の認識が間違っているといけないのでもう一度確認ですがこれで合っていますか?」としつこい程に質問をする、などその人が正しい答えを出せるよう導いてあげましょう。
このスキルは将来自分が部下を持った時、相手の持つ能力を最大限に引き出すという人材開発スキルにも通じます。
将来の糧だと割り切って対応しましょう。
部下の場合
「自分は上司という立場だから、好き嫌いで部下を判断してはいけない、部下を嫌っている自分自身が問題だ」と思っている方は要注意です。
教科書的な正解はそうかもしれませんが、上司といえども人間ですよね。
コンピュータとは違い、感覚や感情を持っています。
その為どうしても馬が合わない部下がいるのは当然の事だと考えましょう。
自然に湧いてくる感情を認めてあげる事も必要です。
その上で、なぜ嫌いなのか、その感情を一つ一つ掘り下げます。
すると嫌いだと思っていたけどそこまで悪い奴じゃなかった、と気づく事もあるかもしれません。
ラッキーですね。
しかしやはり相容れない相手だったと実感する事も当然あるでしょう。
その場合は、いかに負の感情から抜け出すか、という点において自分をコントロールしていきます。
気にしない事にするのです。
嫌だけど仕方がない、と心から思っている事は普段会話に出てこないはずです。
例えば家賃・税金・年金など。
払わなくてもいいなら払いたくないけど、払わないと住めない、脱税者になってしまうから払っている。
でもその事実自体にある程度納得しているから負の感情に支配される事は特にありませんよね。
このように、嫌だけど、平等に接しないと自分のさらに上の上司に告発されて自分の評価が下がるから、と自分に直接降りかかってくるデメリットに納得するだけでいいのです。
そうすると自然と気にならなくなってきます。
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嫌いな「友人」との接し方と態度
仕事関係の人と違って友人の事が嫌いな場合は、思い切って縁を切ってしまう事に決めると心が楽になります。
もちろん「あなたの事が嫌いだから縁を切ろう」と言ってしまうとさすがに角が立ちすぎますので、徐々にフェードアウトしていくことがポイントです。
例えば嫌いな人が来る集まりには、
他の理由をつけて行かない
どうしても行く必要がある時はなるべく遅刻・早退をして相手との接触を短時間で切り上げる
相手と対角線上に座って会話しにくい環境を作る
などはいかがでしょうか。
その他にも、連絡先が変わった時に連絡しないなどもありますね。
友人とはそもそも、「話していて楽しい」「刺激をもらえる」など、自分にとってメリットを与えてくれる大切な存在です。
メリットのない人と付き合っても無駄だと考える事もあなたの心を守る方法です。
そもそも、嫌いな人を「友人」と呼ぶこと自体あまりないかもしれませんが…。
嫌いな「隣人」との接し方と態度
やっと手に入れたマイホームだったのに隣人が嫌な人でノイローゼに…。
あながち他人事ではありませんよね。
生活音やニオイ、噂話で盛り上がる奥様連中など、毎日の事なので気になりだしたら止まりません。
しかしこの場合は、自分のふるまいから見直してみてはいかがでしょうか。
例えば自分では迷惑にならないと思っていたガーデニングも、「隣人からするとチョキチョキとハサミの音がうるさい」、「毎日庭に出てきて、ウチの話を盗み聞きしているんじゃないか」と、突拍子もない理由から苦情を言われる事だってあるのです。
そうならない為にも、出会った時に「こんにちは。今日もいいお天気ですね。そういえば昨日ガーデニングしていたんですけどご迷惑じゃなかったですか?」など、相手の想いをくみ取る質問をしてみましょう。
人は「気を遣ってくれている」と思うと嫌な気持ちはしないものです。
もし、図に乗って文句を言ってくる人はそれまでの人です。
真正面から対峙しても時間と体力の無駄と考え、無関心を決め込むしかありません。
気にするから気になるのです。
仙人にでもなったつもりで無関心を貫きましょう。
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嫌いな人ができるのはなぜ?
自分の「嫌いフィルター」の確認
なぜ嫌な人ができるのでしょうか?
あなたがその人を嫌いだ、と判断している理由は何ですか?
紙に書きだしてみるとわかりやすくなります。
そしてその嫌いの理由をよく見ると、「あれ?なんか自分と似ている・・?」と気づくかもしれませんね。
人間は自分の中の嫌な部分、認めたくない部分を少なからず持っています。
相手の中に自分が認めたくない部分が見えるからこそ、相手を嫌いになるのです。
逆に自分にないものを持っている相手に嫉妬し、嫌悪感を抱く事もあるでしょう。
しかしこれらは相手に非はないですよね。
全て自分自身の考え方の問題です。
自分としっかり向き合い、嫌な部分を見直して、自分に自信をつけると相手への嫌悪感も薄らいでくるでしょう。
自分の正義感から来る相手の批判
人を嫌いになる根本の一つに自分自身の正義感があります。
例えば「未成年がたばこを吸ってはいけない=ルールを守るべき」という正義感。
正義感の強い人なら未成年者に注意しに行くでしょう。
しかし「注意して逆上されると危ないから、ここは一旦スルーして学校や交番に連絡する」という考え方もありますよね。
恐らく正義感の強い人は「注意しないなんて何事か!」と批判するのではないでしょうか。
正義に反する事は許されない、という強い信念にそぐわない事態が起こると、正義感はいつのまにか批判という方向へとシフトしていきます。
自分が変わる方法
考え方
相手の嫌いなところ(=短所)、自分の正義に反するところを書き出せたら、次はその裏の意味(=長所)を書き出しましょう。
例えば嫌いなところが「気分屋」なら、その裏は「自分に素直な人」です。
「小言が多い人」は言い換えると「よく気の付く人」、「喫煙する未成年に注意しない」人は「危機管理能力に長けている人」でもあります。
このように長所と短所は紙一重ですよね。
人は「この人嫌い」と判断すると、その人の全てを嫌いになってしまいますが、嫌いなところを言い換えて長所を見るように努力しましょう。
すると「この人のそういう所は尊敬できるな」という思考が働き、「嫌い」と思う感情が少し和らぐはずです。
まとめ
嫌いな相手の何が嫌なのかを掘り下げて、どうしようもなければ無関心になる、というのが嫌いな人との接し方ですね。
頭ではわかっているつもりなのですが、私は気分屋の上司の言動をいつも真正面から受け止めてしまい、受け流す事ができなかったという経験があります。
「なぜ私がこんな理不尽な事を言われるのか!」と憤ってしまい、負の感情に支配されながら仕事をする事がよくありました。
しかし、ほとぼりが冷めると、「また無駄な時間と体力を消耗してしまった。あの時あの仕事に集中できていれば残業しなくて済んだのに。」と後悔する事もよくありました。
あなたにも似たような経験はありませんか?
受け流すって簡単なように見えてかなり鍛錬を積まないとできない技なんです。
でも諦めないでください!
しばらく時間が立った後でも「あ〜 あの時は受け流せばよかったな…」と気付けるようになれば、あなたは確実に成長しています。
その時は、成長している自分を認めてあげましょう!
私はこれまでそのように対処してきたことで、今では自分の周りに「嫌いな人」は殆どいなくなりましたよ。
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