子供を励ます言葉の選び方!他にも友人や部下を励ます言葉も紹介

子供を励ます言葉として「がんばれ」という言葉はおすすめできません。
なぜなら、本人は頑張っているにも関わらずうまくいかない。
そんな時に、まわりから「がんばれ」と言われたら、どんな気がするでしょうか?
もちろん、素直に嬉しいこともあるでしょう。
しかし、時と場合によっては心の中で、
「もう十分、頑張ってるよ」
「これ以上どうすりゃいいんだ!」
「勝手なことを言って」
と思うこともあるのではないでしょうか?
「この人にはわかってもらえないな」という否定的な気持ちになるのは、決してめずらしいことではありません。
実は、「がんばれ」という言葉は、使う相手と場合によっては逆効果になってしまう難しい言葉でもあります。
今回は、人を励ます言葉とその選び方について子供、部下、友人別にご紹介します。
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目次
励ます相手別(子供・部下・友人)おすすめの「励ます言葉」を紹介
「そうなんだ」「大変だったね」「がんばったね」などと、うなずきながらを相手の話を最後まで聞いたあとで、もし相手があなたからの言葉を待っているようだったら、次のようなことを伝えましょう。
- あなたが相手を大切に思っていること
- 相手が自分の価値に気がつくような話
- あなたの失敗談
具体的には、以下のような言葉がおすすめです。
励ます相手別に見ていきましょう。
子供にかける励ます言葉
- 「お父さんも子供の頃、こんな失敗をしちゃってさあ」
- 「おしかったね。次はうまくいくよ」
- 「どんな時でも、お父さんは〇〇の味方だよ」
- 「〇〇はお父さんの宝物だ」
部下にかける励ます言葉
- 「僕も君ぐらいの頃に、こんなことがあってね・・・」
- 「僕が君ぐらいの頃は、君みたいにできなかったよ」
- 「今のままの君で大丈夫だよ」」
- 「また話そう」
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友人にかける励ます言葉
- 「あなたと友達になれて本当にラッキーだった」
- 「わたしはあなたに何度も助けてもらっているよ」
- 「わたしだったら、(あなたのようには)とてもできないなと感心していたんだ」
- 「いつでも話を聞くよ」
人を励ます言葉はとてもシンプル。いますぐ使える3つの言葉。
いまから挙げる3つの言葉はとてもシンプルですが、相手を選ばず、相手に寄り添う言葉として知られています。
短い言葉ですから、覚えておくのも簡単ですね。
- 「そうなんだ」
- 「大変だったね」
- 「がんばったね」
これらの言葉に共通するのは、相手を評価したり、変えようとしたりする言葉ではなく、そのままを受け入れる言葉だということです。
これはカウンセラーが相手の話を聴くときの技法「傾聴(けいちょう)」に通ずるものです。
相手のそばに居て、その人の話をただ聞いてあげ、ため込んでいる感情をはき出させてあげれば、それだけで、ほとんどの人は自分から立ち直ることができるのだそうです。
「そうなんだ」「大変だったね」「がんばったね」とうなずきながら、穏やかな表情で、相手の話をひととおり聞いてあげましょう。
聞き終わった後に「話してくれて、ありがとう」と添えると、さらに効果的ですよ。
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意外と言ってる?!使ってはいけない励ます言葉とは
逆に、人を励ます時に使ってはいけない言葉には、どんなものがあるのでしょうか?
- 「あなたの気持はよくわかる」
- 「いつまでも引きずらないで、気持ちを切り替えよう」
- 「これくらいで済んでよかったね」
- 「つらいのは、あなただけじゃないから」
これらの言葉に共通するのは、励ます側が話の結論を出してしまっていることです。
そして相手が変わることを無意識のうちに求めてしまっています。
言われた側は「あなたは大したことではないことで、大げさに悩んでいるんだよ」「いいかげんにしなくちゃね」と非難されているように感じてしまうのです。
これでは、相手を励ますどころか、さらに追い討ちをかけることになってしまいますよね。
相手の話を聞いている最中に、「だから言ったじゃない」「こうすればいいんだよ」などとアドバイスをはじめるのも、もちろんNGですよ。
まとめ
以上、人を励ます言葉についてご紹介してきました。
あなたは自分が落ち込んでいる時や悩んでいる時に、どういう言葉をかけられたいですか?
人を励ます時に1番大切なことは、相手の立場に立ってみることです。
言葉を口に出す前に、自分が言われたらどう感じるかを、まずは自問自答してみましょう。
そして、できれば「がんばれ」ではなく、「そうなんだ」とまずは相手の話をすべて聞いてあげることを心がけてみてくださいね。
苦しんでいるときに最も励ましになるのは、「この人はわかってくれる」「自分はひとりではない」と相手が感じられる、あなたの存在そのものなのですから。
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