GWは読書で決まり!【2017年版】おすすめ本や注目本を一挙公開!Kindle版もおすすめ

「2017年のゴールデンウィークは読書で決まり!」
なんて、ちょっとおしゃれなことを言ってみました。
どこへ行っても人が多いゴールデンウィーク。
こんな時こそ、読書がおすすめです!
日頃、読書をする機会がない人にも、時間に追われて読書する暇がなかった人も、せっかくの長期休暇です。
家でグータラするくらいなら、読書をして疲れを癒やすついでに充実した時間を過ごしましょう。
高いお金を出してセミナーへ行くよりも、本を数冊読む方が断然役にたつのです。
読みやすいライトなおすすめ本と、今年注目されている本を紹介してみました。
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ゴールデンウィークには読書がおすすめ!
読書をする時は、勉強をするという意識を捨ててください。
大切なのは楽しむこと。
自分が面白いと思う本を読むことが大事です。
人から見たらこんな稚拙(ちせつ)な本…なんて思っていませんか?
そんなことはどうでもいいのです。
自分だけが楽しむ。
これこそが読書の醍醐味なのですから。
これだけは読んでおきたいおすすめ本4冊
村田沙耶香「コンビニ人間」 文藝春秋
第155回芥川賞受賞。
「殺人シーンを書くのは喜びです」と言ってしまう著者に、まず驚かされますが、この作品にはそのようなシーンはありません。
殺人も、恋愛も、謎解きもない。
普通ではないと人から言われて、一生懸命普通を演じるバイトのコンビニ店員を通して、いったい何が普通なのかを考えさせられる物語です。
その普通を探っていく過程で見えてくる主人公のズレた感性。
普通なはずの周囲の人たちの気持ち悪さ。
そして主人公の選んだ結末は、もしかしたらちょっとホラーかも…。
著者の持つ独特さに興味を持っていかれながら、グイグイ物語に入っていきます。
読書の習慣がない方にも、とても読みやすい本だと思います。
田村優之「青い約束」 ポプラ文庫
「ビジネスマンが泣いています」という帯のように、今40代男性に熱く支持されている本です。
主人公は証券会社のアナリスト。
企業の歯車として働くしかない自分に葛藤し、プライベートでは離婚という挫折も味わっている。
財政赤字が膨れ上がる金融業界を憂う彼には、20年前に親友と恋人を同時に失ったある事件を背負うという過去が。
事件の真相が明らかになるつれ、やり直しのきかない人生が切々と胸に響き、涙なしには読めないかもしれません。
男が泣ける本として、おすすめしたい一冊です。
池井戸潤「七つの会議」 集英社
「半沢直樹」や「下町ロケット」で有名な池井戸潤氏の作品です。
40代~50代男性に絶大な人気があるのはやはり、働く男が活躍するからでしょう。
大手総合電気メーカーを舞台にして、8つの短編で構成されています。
それぞれに主人公が違い、色んな立場から見る会社という存在そのものや、「会社のため」という言葉は、いったいどこまでが正義なのかを考えさせられる物語になっています。
あなたなら、どの人物に感情移入しますか?
そんな読み方も面白いと思います。
ヨシタケシンスケ「もうぬげない」 ブロンズ新社
絵本です。
絵本ですが、この発想と表現力は大人を虜にすること間違いなしです。
小さな男の子が、自分で服を脱ごうとして脱げなくて、結局羞恥プレイを晒すという、笑わずにはいられない微笑ましさ。
そして登場するクールなお母さん。
最後にしてやられるオチ。
癒されてください。
超おすすめです!
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今年発売された有名作家注目本3冊
又吉直樹「劇場」 新潮4月号
いきなり有名作家の仲間入りをして、それに見合うだけの実力の持ち主です。
話題先行型ではありますが、やはり面白いものを書かれます。
新潮4月号は手に入り難い状況らしいので、読めたらラッキー!くらいの気持ちで読まれるといいかもしれませんね。
恩田陸「蜂蜜と遠雷」 幻冬舎
ピアノコンクールを舞台にした群像劇です。
何がすごいって、作中で演奏される音楽が、全て文章で表現されているということ。
音楽と文学が、これほど美しく切なく絡み合うとは、ため息ものの一冊です。
構想12年、取材11年、執筆7年という渾身の作品に、是非浸ってください。
村上春樹「騎士団長殺し」
最新作が、ついに発売されましたね。
発売まで、どんなストーリーかは一切語られることはありませんでした。
知らないままで読みたいという方も多いかと思います。
余計なことは言わないでおきましょう。
世界のharukiです。
はやり、読んでおきたい一冊です。
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おすすめ本の探し方
本を探すことから、読書の至福は始まっています。
読みたい本、おすすめ本、自分に合っている本の探し方も色々あります。
本屋で探す
書店では、わりと目立つ位置に、売れている本をランキングにしている棚があります。
売れている本は、やはり面白い本ですので、ピンとくる一冊に出会える確率も高くなるでしょう。
その他、手書きPOPなどでアピールされている書店押しの本も、思わぬ一冊に出会えることがありますよ。
図書館で探す
本を購入する前に、図書館で下見をするという方法もあります。
まず、Amazonの商品説明や、書評サイトなどでめぼしをつけてから図書館へ行くといいでしょう。
本屋で立ち読みするよりも、図書館でじっくり読んでからの方が、安心して購入できます。
書評サイトで探す
Amazonや情報サイトのレビューを参考にするという手もあります。
個人ブログで、読んだ本の感想を書かれているサイトもあるので、自分の好みに合ったサイトを見つけておくと、良書の情報を得やすくなります。
また、自分の好きな有名人が選ぶ本などもネットで探すことができますので、参考にするのも面白いと思います。
中古本を買う
Amazonのマーケットプレイスやブックオフなどで、中古本を安く買う方法もあります。
本を大量に読む方には、使いやすく助かる方法ですね。
ですがもし、お気に入りの作家さんや、今後を期待する作家さんがいらっしゃいましたら、できれば新書を買っていただきたい。
作家は新刊の印税で食べています。
中古本を買っても、作者や出版社にはなんの見返りもないのです。
読書好きな方が中古本ばかり買っていては、人気作家といえど生計が成り立たない事態になりかねません。
また、これから小説家になろうとしている人のモチベーションも保てないでしょう。
良書の未来のために、どうか作家を応援していただきたい…なんてことも言っておきます。
デジタル書籍で読む
電子書籍も随分普及してきました。
電子書籍限定版も多く出ています。
かさばらず、スマホを開けばすぐに購入できて読めるという、読みたい気持ちに応えてくれる電子書籍に期待したいものです。
Kindle、kobo、BOOK☆WALKER、iBookstore、ebookjapanなど、それぞれ末端があり、アプリも色々あるしで迷う方もいらっしゃるかもしれません。
まずは書店を決めてから末端を選ぶといいと思います。
ちなみに楽天koboが利用率トップで、Kindleストアが僅差で次点だそうです。
電子ペーパーを使った専用リーダーであれば、目に優しく、バッテリーも長持ちして読みやすいようですよ。
紙の本は割引ができない制度になっていますが、電子書籍は30%割引や一巻は無料などのキャンペーンがあったりするので、上手に利用されるといいですね。
いつでもどこでも買えるうえに、売り切れの心配もありません。
これからの新しい読書の形として、さらに拡大していくでしょう。
思い切って、このゴールデンウィークに、Kindleタブレット本体を手に入れるのも楽しそうです。
まとめ ―人が本を読む理由―
まもなくゴールデンウィークがやってきます。
遊び回るのもいいですが、読書のために数日を当てるというのも、優雅で充実した休暇だと思いませんか?
かのビルゲイツは、年に2回の長期休暇をとり、別荘に閉じこもって読書をしていたといいます。
本には、先人の英知や創造性が詰まっています。
それらをじっくりと自分のものにすることで、豊かな思考をあなたに与えてくれるでしょう。
アウトプットのためのインプット。
それが読書です。
家で読むもよし、カフェで読むもよし、お天気のいい日には水筒にコーヒーをいれて公園へ行き、木陰のベンチで読むのも気持ちがよさそうです。
よいゴールデンウィークライフをお過ごしください!
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