「サラリーマン川柳2017」Aさんが選んだベスト10と面白コメント集

サラリーマン川柳が大好きなAさんが、「第30回サラリーマン川柳2017!入選作品100選」から独断と偏見で選んだベスト10と面白コメントをご紹介します。
Aさんが選んだ第1位は、
東京の 五輪に膨らむ 夢・予算
でした。
この川柳を選んだ理由やコメントは、サラリーマン川柳好きの4人が選んだ第1位のみを紹介したページでお楽しみください。
第30回サラリーマン川柳2017!入選作品100選から選んだベスト10と面白コメント
それでは早速、Aさんが選んだベスト10の2位からをご紹介します。
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目次
「サラリーマン川柳2017」100選からAさんが選んだベスト10の2位から10位とコメント
第2位の川柳とコメント
ジャンボくじ 抽選前夜の 家族会
誰しもがもし1等が当たったら・・・と妄想したことがあると思いますが、この句は宝くじを囲んで家族がそれぞれに夢や希望を語り合っている、そんなほのぼのとしたあたたかい絵が想像出来る一句だと思いました。
もちろん当選するに越したことはないですが、家族団らんをもたらしてくれる宝くじは、当選以上の価値があるのかもしれない。
そんなことを思わせてくれる「家族会」という表現は素敵だと思いました。
第3位の川柳とコメント
連休中 次の連休 調べてる
仕事は嫌いではないけれど、やっぱり休日は別格!
むしろ連休のために仕事をしていると言っても過言ではない!
という気持ちが現れていて、わかるわかるという一句だと思いました。
新年になればカレンダーで連休を確認し、連休が終われば次の連休を確認し、連休の無い月には愕然とし、連休が2回ある月は歓喜する。
そんな会社員のあるあるがストレートに表現されているわかりやすい一句だと思いました。
第4位の川柳とコメント
シン・ゴジラ 俺の会社も 踏んでくれ
社会人なら誰でも1度は願ったことのある思いを、流行を織り交ぜて端的に述べられている一句だと思いました。
毎週毎週やってくる月曜日、連休明けの仕事始め。
ズル休みをするわけにもいかず、まして辞めるわけにもいかない。
このなんとも言えないどうしようもない憂鬱な気持ちは、何年社会人をしていても慣れるものではありません。
会社がなくなってしまえば・・・大きな声では言えない気持ちを、シン・ゴジラにお願いしている気持ちは会社員あるあるだと思いました。
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第5位の川柳とコメント
病院で サミットしている 爺セブン
まるで喫茶店のような病院の待合室。
常連さんもご新規さんもみんなで顔を突き合わせて、それはまるで会議をしているよう。
よくよく会話を聞いてみると、贔屓(ひいき)の野球チームの話や血圧が上がった話、よく当たるパチンコ屋の話。
爺セブンにとっては世界情勢よりも大切なことかもしれません。
G7と爺セブンという言葉遊びの面白さと病院でよく見る風景とがうまくマッチしている一句だと思いました。
第6位の川柳とコメント
値引札 貼るまで待とう あと一分
給料は上がらないのに、食料は高騰するばかり。
だけど、食べないわけにはいかない。
少しでも安く手に入るならといやらしく思いながらもそわそわしながら貼られるのを待っている人々をわかりやすく表現した一句だと思いました。
それとなく商品を横目に見ながらウロウロしている人々が集まる売り場前。
その殺伐とした、けれど人間臭さが伝わってくるのは「あと一分」という時間が表わしているのだと思いました。
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第7位の川柳とコメント
ゆとりでしょ? そう言うあなたは バブルでしょ
わかるわかる!あるある!と共感できる一句だと思いました。
ゆとり代表の後輩は、言われたことをメモするわけでもなくなんとなくで仕事して失敗し、バブル代表の先輩に「これだからゆとりは」と嫌味を言われ、先輩は先輩で若かりし頃にいかに多くのメッシーアッシーがいたかが自慢のようで、未だに独身なことを影で後輩にばかにされ・・・。
近年ゆとりばかりが注目されがちですが、傍から見ればどっちもどっち。
そんな少し呆れた気持ちが垣間見れる面白い一句だと思いました。
第8位の川柳とコメント
俺のボス ヤフーでググれと 無理を言う
パソコンが苦手な上司を持った方ならあるあるの一句ではないでしょうか。
パソコンが苦手で、流行言葉や若者言葉をやたらと使いたがる。
意味もなんとなくでしかわかっていないので、素直に検索してと言えばいいものをググれと使ってみて失笑を買う。
どうにか必死で若者についていこうと頑張る上司に対して、ネットスラングが当たり前の時代を生きている部下が少し小馬鹿にしながらも、やれやれと言った感じで返事をしている姿が目に浮かぶ句だと思いました。
第9位の川柳とコメント
会議する 準備のために また会議
社会人なら1度は経験したことのある日常をわかりやすく表した句だと思いました。
準備の段階で発覚した問題を解決するために会議をし、さらに問題発覚でまた会議。
一体本題はなんだったのかと頭を抱え、気づけば会議の会議の会議で本来の自分の仕事が後回し・・・。
憂鬱になりながらも、それが仕事と諦めにも似た感情が伝わってくるような一句だと思いました。
第10位の川柳とコメント
君の名は ゆとり世代の 名が読めず
病院勤務の身としては、本当にあるあるでうなずける一句です。
ふりがなを書いていなければ読めない名前のお子さんが毎日のように来院され、この漢字をそんな風に読むの?!と驚く日々でした。
病院でなくても、今は身近に君の名はと聞きたくなる子供がたくさんいるので、流行と絡めてみんなが1度は思ったことがうまく表現されている一句だと思いました。
また、一体いつまでこのキラキラネームのブームは続くのかと思う一方で、君の名はのブームが去ってもキラキラネームの子たちはいつまでも君の名はと聞かれる人生なのだなと思うと少しせつない一句だと思いました。
出典:第一生命(http://event.dai-ichi-life.co.jp/company/senryu/)
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